4月20日(金)第4243回        篠田  英朗氏(東京外国語大学大学院教授)

日本の平和協力活動は、1992年PKO協力法で新しい時代に入りましたが、順調に進展しているとは言えません。自衛隊の南スーダンからの撤収は現実とのギャップを改めて露呈しました。憲法改正は停滞の打開に意味を持ちうるでしょうか。

講師紹介
1968年神奈川県生まれ。91年早稲田大学政経学部卒業。93年同大学院修士課程修了。98年ロンドンスクールオブエコノミクスよりPh.D取得。2001年ケンブリッジ大学客員研究員。02年コロンビア大学客員研究員。05年広島大学平和科学研究センター助教授。13年東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授に就任し現在に至る。主な著書に『集団的自衛権の思想史-憲法九条と日米安保』(風行社、2017  読売・吉野作造賞)、『平和構築入門-その思想と方法を問い直す』(ちくま新書、2013)、『「国家主権」という思想-国際立憲主義への軌跡』(勁草書房、2012 サントリー学芸賞)、『平和構築と法の支配-国際平和活動の理論的・機能的分析』(創文社、2003 大佛次郎論壇賞)がある。