6月3日(金) 精神科医、評論家、国際医療福祉大学教授 和田 秀樹氏

日本の医療はアクセスの良さを含め、世界一流だと長年信じられていますが、医学の進歩に伴う過度な専門化などが超高齢社会に対応しているとは言えません。こうした問題の実情報告と対策を提言します。

講師紹介

1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科助手、アメリカ、カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック(アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化したクリニック)院長。1987年の『受験は要領』がベストセラーになって以来、大学受験の世界のオーソリティとしても知られ、代表を務める緑鐡受験指導ゼミナールは毎年無名校から東大合格者を出し、話題となっている。2007年12月劇映画初監督作品『受験のシンデレラ』でモナコ国際映画祭最優秀作品賞受賞、2013年12月には第二回監督作品『「わたし」の人生』(介護離職をあつかった人間ドラマ、秋吉久美子、橋爪功がモナコ国際映画祭で主演女優賞、主演男優賞を受賞し、自らも人道的作品監督賞受賞)。主な近著に『この国の冷たさの正体』(朝日新聞出版、2016)、『だから医者は薬を飲まない』(SBクリエイティブ、2015)、『「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣』(大和書房、2014)、『テレビの大罪』(新潮新書、2010)、『感情的にならない本』(新講社ワイド新書、2013)、『「がまん」するから老化する』(PHP新書、2011)、『精神科医は信用できるか』(祥伝社、2008)、など多数。