5月13日第4159回 国際金融問題研究家 豊島 逸夫
今年ほど、年初から相場のプロたちが相場見通しを外しまくった年も珍しい。この市場環境をスイス銀行出身でヘッジファンドに人脈を持ち、中国の銀行アドバイザリーを務めた講師が現場感覚で読み解きます。
講師略歴
1948年東京生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラーとなる。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシルで日本代表。 独立後は、活動範囲を拡大。自由な立場から、チューリッヒ、NYでの豊富な相場体験をもとに、国際金融、マクロ経済動向を分析する。日経電子版マネー面「金のつぶやき」、日経マネー、日経ヴェリタスに連載中。主な著書は『金を通して世界を読む』(日本経済新聞出版社、2008)。共著として『金はどうして騰がるのか』(宝島社、2011)