9月4日(金) 第4126回      東海大学教授 地震予知研究センター長 長尾 年恭氏

日本の国土面積は世界の0.28%ですが、世界の地震の10%が日本で起こっていると言われています。実際、2011年3月11日の東日本大震災以降、小規模な地震や火山の噴火が頻繁に報道され、日本列島が活動期に入っているような印象を日々強くしています。はたしてこれから先、どの程度の規模の地震が日本列島で起こるのか、最新データをもとに、お話して頂きます。

講師略暦

1955年生まれ。1987年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。大学院在学中に第22次日本南極地域観測隊・越冬隊に参加、昭和基地で越冬。重力、地殻変動、地殻熱流量観測等に従事。1988年6月より金沢大学理学部助手。1991年11月より1年間、地震予知研究のためアテネ大学物理学部へ留学。1995年12月より東海大学海洋学部助教授。2001年4月より現職。専門は固体地球物理学、地震電磁気学、地球熱学。著書に『地震予知の科学』(共著、東京大学出版会、06)、『地震予知研究の新展開』(近未来社、01)、『最新地震論』(共著、学習研究社、95)。