1月11日(金) 第4010回 東京大学名誉教授・神野直彦氏
弥縫策に終始してきた日本の経済運営。安易な金融グローバリズムへの追随では「失われた30年」に突入しかねません。望ましい福祉社会めざして新たな社会・経済形成に財政学の眼を通して切り込みます。
講師略歴
1946年埼玉県生まれ。東京大学経済学部卒業後、日産自動車を経て1981年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。大阪市立大学助教授、東京大学助教授、同教授、関西学院大学教授を歴任。著書に『よくわかる社会保障と税制改革』(共著、イマジン出版、12)、『失われた30年』(共著、NHK出版新書、12)、『社会企業入門』(共著、ミネルヴァ書房、12)、『社会福祉行財政計画論』(共著、法律文化社、11)、『自壊社会からの脱却』(共著、岩波書店、11)、『脱成長の地域再生』(共著、NTT出版、10)、『「分かち合い」の経済学』(岩波新書、10)、『教育再生の条件』(岩波書店、07)、『財政のしくみがわかる本』(岩波ジュニア新書、07)、『財政学』(有斐閣、07)。