どうやら消費税の引き上げは予定通り実施されるようですが、衆参同日選挙はいまもくすぶっています。衆院解散の大義名分はあるのかということでは誰も的確な説明はできないでしょう。もはや解散権を握る首相の胸先三寸と言う事なのでしょうが、そもそも好きな時にいつでも衆議院を解散する権利が首相の専権事項だとする慣例は憲法の上でも極めて疑わしいものです。安倍内閣の支持率は世論調査では極めて高率を保っています。しかし、金融庁の老後の必要資産に関する報告書や、特区WGの審議過程の隠蔽問題、防衛相の地上型イージス配備の説明資料の欠陥など、ここへきて政府内部のガバナンスの欠如と士気の著しい弛緩が明らかになっています。本来ならこうした状況下で内閣不信任が決議されて解散となるのが筋というものですが、実際にはそうはならないでしょう。解散に向けてすでに走り始めた議員たちを置き去りにして参議院選挙だけが実施された場合、はたしてどのような結果になるのか。本日はお馴染みの塩田さんに読み解いていただきます。
*銷夏パーティー 7月19日(金)の定例講演会後にホールで開催します。開場は15:00、 開宴は15:10を予定しています。詳細は事務局まで。
*中部経済倶楽部 6月は25日(火)が河野龍太郎・BNPパリバ証券チーフエコノミスト(会場:東京第一ホテル錦)、7月は2日(火)がコリアレポート編集長の辺真一氏(同:東京第一ホテル錦)です。ご都合のつく方はご参加下さい。
*映画鑑賞会 本日はアルフレッド・ヒッチコック監督、マレーネ・デイトリッヒ主演の「舞台恐怖症」です。上映時間110分。午後2時40分頃開始します。