トランプ政権の誕生は世界に大きな動揺を呼び起こしています。なかでも親ユダヤと親ロシア、反アラブを鮮明にした政権の誕生は、これからの中東の動向に著しい変化をもたらす可能性が高いと言えるでしょう。難民・移民問題で明らかになった差別的言動は、オープンなアメリカとの決別を宣言するものであり、世界の人類の融和によって地球規模の平和と繁栄を求めてきた第二次大戦後の潮流に真っ向から異を唱えるものです。相互に譲り合うことで関係の改善を図っていくのではなく、力を背景とした恫喝で自国の利害を優先させる姿勢は、EUで拡大する排他的思考と相まって、今後の世界を混乱と停滞に導くことになるのでしょうか。本日はトランプ政権のアメリカと中東情勢について、酒井先生の分析を伺います。
*4月21日(金)の河野太郎・衆議院議員のご講演開始時間は、当日の通常国会の関係で、11時30分開始となりますのでご注意下さい。お弁当は11時から販売します。また、映画は13時からとなります。ご理解のほどよろしくお願いします。
*中部経済倶楽部 3月の定例講演会は28日(火)が飯田泰之・明治大学政経学部准教授です。4月は5日(水)が曽我豪・朝日新聞編集委員、20日(木)が渡部恒雄・笹川平和財団特任研究員を予定しています。ご都合のつく方はご参加ください。
*映画鑑賞会 3月24日はジューン・アリソン主演の『若草物語』です。14時40分開始予定です。上映時間は122分。