日本経済は超金融緩和と財政投入を続けながらかろうじてプラス成長を維持しています。トランプ政権の誕生や欧州における政治の不安定化の中で、日本の置かれている状況への懸念は意識の外に追いやられているのかもしれません。しかし、多額の公的債務を抱えながら少子高齢化と人口減少が加速化する近未来に、日本経済がどうなっていくのかついて不安を抱いている国民は少なくないでしょう。低迷を続ける個人消費の動向は、そうした国民の将来への不安を映し出している鏡であると言えます。極度の低成長が続き、次第に打つべき手段が限られていく中で、日本経済活性化への突破口はどこに見出すことができるのか。本日は小峰先生に日本経済の現状と将来を展望していただきます。

*中部経済倶楽部 2月の定例講演会は22日(水)が富坂聰・拓殖大学教授。3月は1日(水)が元読売新聞社会部長で作家の清武英利氏、28日(火)が飯田泰之・明治大学政経学部准教授です。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画鑑賞会 2月17日はロナルド・コールマン主演の『心の旅路』です。上映時間は126分。