ますます内向きにかりつつある日本社会において、多くの日本人が国の外で起きている変化から目を背けがちです。GDPで日本を抜いて第2位になった中国が、かつて改革開放路線が始まったころの中国とは異なる存在になったことは疑いようがありません。しかし、多くの日本人の意識の中には過去の中国観の残滓がぬぐいがたく潜んでいます。同盟関係にある日米関係についても、戦後70年にわたって続いてきた関係の前提が大きく変化してしまっていることへの認識は極め不十分です。何よりも米国の社会がおかれている状況を正しく理解しなければ、新しい日米関係の構築などできるはずもないでしょう。トランプ現象を嘆いたり、あげつらったりする前に、日本人自身が相互理解のために何をしてきたのかを捉えなおす必要があるのではないでしょうか。本日は三浦さんから本当の冷戦後の日米関係についてお話を伺います。
*秋の事業所見学会 11月8日(火)につくば市にあるサイバーダインスタジオを中心に牛久大仏や牛久シャトーカミヤ、キリンビール取手工場を見学します。定員に達しましたら締め切ります。
*中部経済倶楽部 10月の講演会は26日(水)が東洋英和女学院大学大学院客員教授の中岡望氏(会場:東京第一ホテル錦)です。11月は8日(木)が「コリア・レポート」編集長の辺真一氏(同:名古屋国際ホテル)、24日(木)が「インサイドライン」編集長の歳川隆雄氏(同:名古屋栄東急REIホテル)を予定しています。ご都合のつく方はご参加ください。
*映画鑑賞会 21日(金)はヴィヴィアン・リー主演、『欲望という名の電車』です。ご講演後の14:40開始予定です。上映時間は122分。