中国経済の減速が世界の経済に動揺をもたらしています。表面に見えている経済指標がどこまで実態を反映しているのかに疑問の余地が大きいことも、今後の見通しを難しくしています。はっきりしているのは、過剰投資とその結果である過剰設備が中国経済の回復の足かせとなり、巨大な不良債権が隠されていることです。しかし、中国当局は病弊の根源を治療するのではなく、あくまでもソフトランディングを図るためにあらゆる手立てを尽くそうとしているように見受けられます。日本の轍を踏みたくないのでしょうが、日本の経験では、こうした糊塗策は病状を悪化させて、真の回復を遅らせることになるでしょう。本日は気鋭の中国研究家、津上氏に中国経済の現状と展望を分析していただきます。

*中部経済倶楽部 定例講演会は10月20日(火)「インサイドライン」編集長の歳川隆雄氏で「ここからの政治動向」(同:東急REIホテル)、11月5日(木)平岩俊司・関西学院大学教授で「最新北朝鮮情勢について」(東京第一ホテル錦)です。ご都合のつく方はご参加ください。

*映画サロン 10月は「可愛いあなたにメロメロ~赤ちゃん」特集。16日(金)はジョン・トラボルタ主演の「ベイビー・トーク」です。講演終了後、ホールにて。

*ご講演後の懇談について ご講演後の講師と第三会議室でご懇談頂けます。講師が残れない場合は柴生田理事長を交えてご懇談ください。着席用の椅子に限りがあるうえ、多くの方にご参加頂くため、先着5名、お1人1回/月までとさせて頂きます。受付にてお申し出ください。

ホール、会議室のご利用について 集まりの性格や予算に合わせ、対応させていただきます。事務局・

横谷か岩崎へお尋ねください。

*図書のご利用について 事務局入口の書棚に講演録の書評欄に掲載された図書があります。貸し出しを行っておりますので、希望者はノートにご記帳のうえ、お読みください。