デフレ脱却を旗印に掲げて華々しく登場したアベノミクスですが、三年目を迎えても成長軌道への復帰が思うように進んでいません。当初に喧伝された経済優先はどこへやら、安全保障関連の法整備が前面に出る昨今です。超金融緩和が続く中で、消費税増税が先送りされ、財政再建の行方が危ぶまれる現状をどう考えたらいいのか。そして、現政権が狙う高めの成長による局面の打開は果たして可能なのか。本日は吉川先生に現状と課題を分析していただきます。