高齢化社会の到来によって今後も増大が見込まれているのが社会保障費、中でも医療費です。近年健康保険の料率は上昇の一途をたどっていますが、それでも国費の投入を補うために、さらなる民間の健康保険組合への負担増が計画されています。しかし、そもそも本当に医療費の増大は必要不可欠なものなのでしょうか。終末期医療における高額治療の問題や厳し過ぎる健康診断基準が不必要な投薬を膨大に作り出している問題など、日本の医療には膨大な無駄が潜んでいます。本日は無駄を生み出すだけでなく、かえって健康を害する診察ガイドラインの危険について大櫛先生に解説していただきます。
事務局便り 2015.2.20号
2015.03.04