戦後70年目を迎えて安倍首相の「談話」がどういうものになるのかが注目されています。一時は「村山談話」の見直しを示唆する発言で物議をかもしましたが、内外の反響の大きさにひとまず「継承」で落ち着いたという経緯もあります。過去の日本のありかたに対する無定見な郷愁からの発言は、つねに周辺国の反発と、それに対する国内の反発によって、相互の国民感情の悪化を招いてきました。「未来志向」を口にしながら、結果として国益を損ねる発言をどうしたら食い止めることができるのでしょうか。本日は昭和と戦後の時代を事実の発掘を通じて検証し続けてこられた保阪さんのお話を聞きます。
事務局便り 2015.3.06号
2015.03.04