イランの政権交代に伴い、核問題に関する欧米諸国との関係修復の動きが現実のものになってきました。一方で、シリアの化学兵器使用問題は、軍事介入を回避することで、国際的な枠組みが作られました。しかし、中東をめぐる緊張は依然として緩和に向かっているとは言えません。エジプトを始めとして民主化の動きも決して平坦なものとは言えないようです。むしろ流動化によって混乱が深まるリスクも高まっています。本日は酒井啓子さんに、中東情勢の今後を展望していただきます。
事務局便り 2013.11.29号
2013.12.11