【編集後記】 IMF統計による日本のインフレ率は2020年がマイナス0・03%、21年がマイナス0・24%でしたが、22年が2・50%、23年が3・27%そして推計値で24年が2・24%で、22年から24年までの3年間で8%のインフレでこの先もさらに同程度のインフレが続くとされています。BNPパリバ証券チーフエコノミストの河野龍太郎氏は政治家は国民に不人気な消費増税をなかなか口に出来ないが、実はインフレタックスがもう始まっていると指摘。これによって国の公的債務が減少することはいいとしても、家計の方は実質賃金の値下がりと預貯金の目減りに頭を悩ませることになりそうです。
次号は渡部恒雄氏「バイデン外交と大統領選挙の行方」、小幡績氏「新しい現実 22世紀へ向けての経済・金融市場・金融政策・中央銀行」、佐藤千矢子氏「どうなる岸田政権―課題と展望―」を掲載予定です。
編集後記 2024年7月号
2024.09.05