【編集後記】 円安が止りません。今やドル、ユーロに対してだけでなく、タイ・バーツなどアジア通貨に対しても弱くなり、それだけ輸入インフレの素地は拡大しています。逆に、海外からの観光客も増える道理です。みずほ銀行チーフマーケットアナリストの唐鎌大輔氏は今の円安について、日米の金利差ではなく、需給に注目し今後も円安が定着すると論じてきました。このままでは債権を取り崩して生きる老大国になる懸念もあり、注意が必要です。
次号は西野純也氏「韓国総選挙とこれからの日韓関係」、趙イー(王偏に韋)琳氏「中国ビジネスの新潮流~新消費・新ブランド・新市場を中心に~」、小黒一正氏「医療等社会保障財政の現状と課題」、山口二郎氏「自民党の危機と民主政治の行方」を掲載予定です。
編集後記 2024年5月号
2024.09.05