【編集後記】 次号掲載の読売新聞社政治部長の小川聡氏は9月に総裁選を迎える岸田文雄首相の粘り腰をこう表現していました。当面の課題は4月28日の3つの衆議院補選を乗り切ること。ただ、敗色が濃いともみられ、その場合には補選を取り込む形で、予算成立後か国会会期末に衆議院解散を狙う。それが無理なら夏の党役員人事で派閥維持を主張する麻生氏、茂木氏を外して党刷新の決意を示すと。“裏金”問題も大山鳴動してなんとやら。この状況でも野党に風は吹いていません。政治の混迷はまだまだ続きそうです。
次号は富坂聰氏「「中国式外交」の影響力拡大―一帯一路とファーウェイとハマスが後押し」、小川聡氏「今年1年の政局展望」、窪谷浩氏「財政状況を踏まえた米国経済の現状と展望」、石阪友貴氏「地政学、生成AIで変わる半導体の世界」を掲載予定です。
編集後記 2024年3月号
2024.09.05