【編集後記】 コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻で世界の関心が離れていた中東で、10月に入りパレスチナの武装組織ハマスがイスラエルに対しミサイル攻撃を行い、紛争が勃発。イスラエルの空爆でガザ地区の民間人を含めた犠牲者が7000人を超えると報道されています。イスラエル建国以来続く紛争ですが、アメリカの仲介でイスラエルとアラブの盟主とされるサウジアラビアの国交正常化交渉が進められていた折の対立の激化でした。ただ、ここでも常任理事国間の合意が生まれず、問題解決を一段と難しくしています。
次号は山田恵資氏「政治に希望はもてるかー現状と行方」、中岡望氏「分断するアメリカの行方」、矢野康治氏「わが国の財政について―不都合な真実」、稲田和男氏「地政学的要衝トルコの強みと弱み」を掲載予定です。