米国では早くも次の大統領選に向けた舌戦が激しさを増しています。トランプ氏は民主党の「非白人」女性議員に対し「米国が嫌なら出身国に帰れ」と、ツィッターに書き込み、対象になったとみられる4人の女性議員が激しく反発しています。そもそもれっきとした米国国籍の議員に対してのこうした発言には、何の理もありません。単なる幼稚な嫌がらせでないとすれば、自らの支持基盤である白人保守層への受け狙いか、あるいは中道派と急進派が対立する民主党の大統領候補者選びの混迷を促進するのが狙いなのかも知れません。しかし、こうした露骨な人種差別発言は、民主党の中道派の有力者、たとえばペロシ下院議長やヒラリー・クリントン上院議員の厳しい反発を招いており、むしろ亀裂が囁かれていた民主党の結束を促す結果になってしまったようです。再選戦術の一環とみられてきた中国やイランへの強硬外交も落しどころが見えないまま混乱が長引いています。中国経済の減速は世界経済に暗い影を投げかけており、やがて米国経済にも悪影響が顕在化するでしょう。自身の再選にしか興味がないらしいトランプ氏を止めることは誰にも出来ないのでしょうか。本日は渡部恒雄さんにトランプ政権の現状を読み解いて頂きます。

8月の休暇について  8月中の定例例講演会はお休みとなります。また、東洋経済報社が一斉休暇となり、東洋経済ビルの玄関が閉まる2日及び経済倶楽部館内清掃日の13日、14日、15日は経済倶楽部事務局が休暇となります。

銷夏パーティー 7月19日(金)の定例講演会後に開催します。開場:15:00 開宴:15:10

恒例の日本フィル楽団員による音楽タイム、福引大会も予定しています。 詳しくは事務局まで。

中部経済倶楽部 

7月は25日(木)が田中秀征・元経済企画庁長官(会場:名古屋国際ホテル)に参議院選挙後の政治・

政局動向についてご講演頂きます。また8月は名古屋の定例講演会はお休みとなりますが、8日(木)に経済評論家の杉村富生氏の株式講演会(同:名古屋国際ホテル)を予定しています。ご都合のつく方はご参加下さい。

*映画鑑賞会 本日は銷夏パーティー開催のため映画鑑賞会はお休みします。