90年代以降の日本を、「失われた20年」、あるいは「失われた30年」と呼び、日本経済の停滞を論ずるたくさんの論や著作が世に出ました。中でも多くの日本人に衝撃を与え、高い支持を得たのが、2010年に出版された藻谷氏の『デフレの正体』です。長期化する日本のデフレの真因を少子高齢化と人口減少に求める考え方は、様々な議論を呼び起こしましたが、今後の日本を考えるうえで、世界に先駆けて少子高齢化と人口減少が進行する日本をどう捉えるかは、避けて通れない課題です。東アジアでは韓国や中国など、日本に続いてこの問題に直面しつつある国が存在します。日本を「課題先進国」とする議論もありますが、現状を正しく認識し、将来を冷静に分析することで、今後に向けた適切な処方箋を導き出すことが必要です。本日は、『デフレの正体』の著者でもある藻谷浩介さんをお招きし、人口減少によって激変する東アジアの2020年代について論じていただきます。
*事業所見学会 6月19日(水)に日本水産の八王子総合工場と東京イノベーションセンターに伺います。両施設では工場長、研究所長のご挨拶も予定しております。詳細は事務局まで。
*立正大学石橋湛山研究センター この度、「石橋湛山研究第2号」が刊行になりました。ご希望の方は事務局まで。
*中部経済倶楽部 5月は15日(水)が曽我豪・朝日新聞政治部編集委員(会場は名古屋国際ホテル)。ご都合のつく方はご参加下さい。
*映画鑑賞会 本日はヴィンセント・ミネリ監督、スペンサー・トレイシー主演の「花嫁の父」です。
上映時間92分。午後2時40分頃開始します。