中国では、これまで続いてきた共産党一党独裁下における党役員人事の慣例を無視した習近平体制の固定化が進められています。それは、共産党独裁から習近平独裁への変更であり、安定した人事交代ルールの存在によって、辛うじて免れてきた独裁の弊害の顕在化が、いずれ避けがたいものになることを予想させます。党内の民主的手続きはいっそう形骸化し、中華人民共和国は、やがて習王朝に転じていくでしょう。それは、ある意味では、お隣の金王朝のなれの果てを想起させるものです。東アジアはまた一つ大きな爆弾を抱え込むことになるかもしれません。いずれにしても、日本は冷静かつ賢い対中外交を心がける必要があります。そして何よりも日本が中国から見ても無視できない存在であり続けることが重要です。本日は現代中国研究の第一人者である高原先生に党大会後の中国を読み解いて頂きます。
*忘年パーティー 日時:12月1日(金)15:00開場、15:10開宴 定例講演会後の開催です。
*チケットプレゼント 2名の方に「日本橋三井記念美術館」チケットをプレゼント 事務局まで
*中部経済倶楽部 11月は20日が同志社大学大学院教授の浜矩子氏で「ここからの日本の行方」(同:東京第一ホテル錦)です。12月は5日が東海東京調査センター専務の中井裕幸氏で「2018年の株式市場」です。都合のつく方はご参加ください。
*映画鑑賞会 11月17日はジョン・ウェイン主演による『ビッグ・トレイル』です。開始は午後2時40分から。上映時間は107分になります。