北朝鮮は核とICBMの実戦化に近づいたとされています。米国は軍事的手段も排除しないとしつつ、安保理制裁を強化し、中国が北朝鮮に意味ある圧力を行使するよう迫っています。北朝鮮が核放棄に至るシナリオはあるのか検証します。

講師紹介

1947年生まれ。69年京都大学法学部卒業後、外務省入省。72年オックスフォード大学政治経済学修士課程修了。外務省では85年に北米局北米二課長、87年アジア局北東アジア課長。89年英国国際戦略問題研究所研究員、96年北米局審議官、2000年経済局長、02年より政務担当外務審議官。05年8月退官。9月より日本国際交流センターにてシニア・フェロー。10年10月に現職。主な著書に『日本外交の挑戦』(角川新書、2015)、『プロフェッショナルの交渉力』(講談社、2009年)、『外交の力』(日本経済新聞出版社、2009年)、『国家と外交』(講談社、2005)がある。