日本ではこのところ中東情勢に関する報道が少なくなっていますが、これは中東情勢が落ち着いてきたことを意味するものでは全くありません。イラク軍によるモスル奪還作戦はISの頑強な抵抗によって膠着状態が続いていますし、シリアでは政府側の巻き返しが成功して、反政府軍はむしろ旗色が悪くなっています。そしてイスラエルとパレスチナの和平も一向に進展が見られません。大国の介入は目立った効果を発揮できないまま、中東の混沌は深まるばかりです。そして欧州への難民の流入や世界各地に拡散したテロは、世界全体に不安定をもたらしています。中東の混乱の原因をどこに求めたらいいのか。そして、その解決の糸口はあるのか。本日は気鋭の若手研究者である池内氏に、混迷する中東情勢を展望していただきます。
*忘年パーティー 恒例の忘年パーティーを12月2日(金)の定例講演会後に開催します。開場15時。開宴15時10分を予定しています。詳細は事務局まで。
*中部経済倶楽部 11月の講演会は24日(木)が「インサイドライン」編集長の歳川隆雄氏(会場:名古屋栄東急REIホテル)、12月は8日(木)が吉川洋・東京大学名誉教授(同:名古屋国際ホテル)、12日(月)が吉崎達彦・双日総研取締役副所長(同:東京第一ホテル錦)、講演後に冬季懇親パーティーを開催します。ご都合のつく方はご参加ください。
*映画鑑賞会 18日(金)はゲイリー・クーパー主演、『誰がために鐘は鳴る』です。ご講演後の14:40開始予定です。上映時間は159分。