5月20日(金)第4160回  立正大経済学部教授  吉川   洋氏 

人口が減少する中で、日本経済の将来についてはペシミズムが有力です。しかし、先進国経済の経済成長を生み出すものは、人口ではなく、企業のイノベーションであることを中心に論じます。

講師略歴

1951年生まれ。70年東京教育大学付属駒場高校卒。74年東京大学経済学部卒業。78年エール大学大学院博士課程修了(指導教官はジェームズ・トービン)。88年東京大学助教授。93年同教授。2009年同学部長を経て現職。小泉内閣、麻生内閣で経済財政諮問会議民間議員。主な著作に『デフレーション-“日本の慢性病”の全貌を解明する』(日本経済新聞出版社、2013)、『いまこそケインズとシュンペーター』(ダイヤモンド社、09)、『転換期の日本経済』(岩波書店、1999)、『日本経済とマクロ経済学』(東洋経済新報社、92)など。