民主国家の存立が、主権者である国民によって支えられていることは論をまたないでしょう。国家の運営は国民の意思を反映したものでなければならないのは理の当然です。しかし、その実現には、国民の意思を国家の運営に反映させるための制度やシステムが存在しなければなりません。そして、そのシステムを通じて国民自身が、選択と監視を行う必要があります。民主国家の発展と維持には、自立した国民の知恵が欠かせないことになります。選挙権の行使は民主国家のもっとも重要な基盤ですが、国民に平等に与えられるべき選挙権に著しい格差が存在し、投票率の低下が続く現状は、民主国家の基盤を大きく損なうものであると言えるでしょう。本日は、船橋洋一さんに、近著『湛山読本』から考察する自由主義を論じていただきます。
*中部経済倶楽部 3月は23日(水)が経済評論家の山崎元氏の「2016年の日本経済と資産運用」を予定しています。4月は5日(火)が小幡績・慶應義塾大学大学院準教授の「ここからの日本経済をどう見るか」、21日(木)が田中秀征・元衆議院議員の「最近の政治、経済について」を予定しています。ご都合のつく方はご参加ください。
*映画サロン 3月からの新企画は「歴史に残る名画」シリーズです。講演終了後、ホールにて。第2回目の11日はアルベール・プレジャン主演の『巴里の屋根の下』です。上映時間は91分間。なお、映画の開始時間は14:40(講師によって延びる場合もあります)とさせて頂きます。
*回数券販売場所の変更について 3月11日より、講演会時のお弁当とコーヒーの回数券販売場所を変更します。これまではクロークで販売していましたが、今後は談話室(旧レストラン)のカウンターで行いますのでよろしく了解頂きますようお願い申し上げます。