2月12日(金) 第4147回 東京大学大学院教授 井上 達夫 氏
戦後メディアでは保守対革新という表現が使われてきましたが、現在は保守対リベラルに代わっています。しかし、リベラルの淵源であるリベラリズムについては解釈が様々です。現代のリベラリズムとは何かを論じます。
講師略歴
1954年生まれ。都立両国高校を経て77年東京大学法学部卒業。同年法学部助手。83年千葉大学法経学部助教授。ハーバード大学哲学科客員研究員を経て91年東京大学法学部助教授。95年東京大学大学院法学政治学研究科教授を経て現在に至る。主な著作に『リベラルのことは嫌いでもリベラリズムは嫌いにならないでください』(毎日新聞出版、2015)、『世界正義論』(筑摩選書、2013)、『哲学塾-自由論』(岩波書店、2008)、『法という企て』(東京大学出版会、2003)で和辻哲郎文化賞受賞、『共生の作法』(創文社、1986年)でサントリー学芸賞受賞。