1月29日(金) 第4145回  東京大学名誉教授 御厨 貴 氏

安倍政権の来し方行く末を考えます。祖父の岸信介元首相との比較、これまでの利益誘導型政治と安倍氏の国家価値優先型政治との関係など、幾つかの軸を立て、具体的なケースを抽出しつつ安倍政権の実像に迫ります。

講師略歴

1951年生まれ。75年3月東京大学法学部卒業し同年4月に東京大学法学部助手。78年10月から東京都立大学法学部助教授。88年10月に東京都立大学法学部教授。89年5月からハーバード大学客員研究員(1991年5月まで)。99年4月から政策研究大学院大学教授。2002年12月に東京大学先端科学技術研究センター教授(併任)。03年10月東京大学先端科学技術研究センター教授。10年5月東京大学 博士(学術)。12年4月放送大学教授、東京大学先端科学技術研究センター客員教授。12年6月から東京大学名誉教授に。主な著書として『政治の眼力-永田町「怪人・怪物」列伝』(文春新書、2015)、『安倍政権は本当に強いのか-盤石ゆえに脆い政権運営の正体』(PHP新書、14)、『知の格闘-掟破りの政治学講義』(ちくま新書、14)、『政治へのまなざし』(千倉書房、12)、『知と情-宮澤喜一と竹下登の政治観』(朝日新聞出版、11)がある。