高齢化がもたらす社会への影響は、団塊の世代が65歳を超え始めるこれから、いよいよ本番を迎えます。高齢者が多数を占める状況に社会がどう対応していかなければならないのか。まず変わらなければならないのは、すべてを前例の踏襲によって決めようとする行政の在り方でしょう。都市の設計についても発想の転換が必要です。一方では、海外からの訪問客が激増しており、さらに5年後にはオリンピック・パラリンピックが東京で開催されます。高齢化が加速する都市での生活にどう対応するかは、日本だけの問題ではありません。オリンピックは高齢者や障碍者に暮らしやすいホスピタリティの見本を世界に示すチャンスでもあります。本日は東京圏の高齢化がもたらす危機について増田氏にお話を伺います。
事務局便り 2015.07.03号
2015.07.01