消費税増税以降、冴えない動きが続いてきた日本経済ですが、原油安や賃上げが追い風になり、何とか上向いてきているようです。今年に入って批判の声がにわかに高まったアベノミクスですが、国会の焦点は安全保障関連法案にあつまり、経済成長の促進につながる政策展開は依然として不透明です。もちろん、構造改革につながる派遣法や農協法の改正が維新の党の協力によって成立の運びとなるなどといった進展は見られますし、民間企業の投資意欲も高まっているとの報道も明るいニュースです。本日は佐治信行氏に、今年から来年にかけての日本経済の動向について展望して頂きます。