7月17日(金) 第4124回      東短リサーチ社長 加藤 出氏

加藤出

日銀の“陰のターゲット”である円安誘導を通じたインフレ率押上げ戦略は限界に直面しつつあります。米国が利上げの時期を探る中で、世界経済と日銀の政策が今後どうなって行くのかを考察します。

講師略歴

1965年生まれ。1988年横浜国立大学経済学部卒業後、東京短資㈱入社。金融先物、CCD、CPなど短期市場のブローカーとエコノミストを兼務。2002年東短リサーチ取締役チーフエコノミスト。同年から大和総研アメリカ、ライトソンICAP(FRB watching専門のシンクタンク)客員研究員、09年中央大学商学部兼任講師、13年2月より現職。主な著書『バーナンキのFRB ―知られざる米中央銀行の実態とこれからの金融政策』(共著、ダイヤモンド社、2006)、『メジャーリーグとだだちゃ豆で読み解く金融市場 ―No.1日銀ウォッチャーが語る金融・為替政策の真実』(ダイヤモンド社、2004)、『新東京マネーマーケット』(有斐閣、共著、2002)、『日銀は死んだのか?―超金融緩和政策の功罪』(日本経済新聞社、2001)