3月6日(金)第4106回 ノンフィクション作家 保阪 正康氏
太平洋戦争終結から70年。この戦争はどのように語られ、どう歴史上に位置づけられてきたのか。さらにこの戦争が発している教訓(軍事主導体制、特攻・玉砕という戦術、国際条約の無視)を具体的に検証します。
☆ご家族も参加いただけます。
講師略歴
日本文藝家協会、日本ペンクラブの会員「昭和史を語り継ぐ会」を主宰。主に日本近代史(とくに昭和史)の事象、事件、人物に題材を求め、延べ4000人余の人びとに聞き書きを行い、ノンフィクション、
評論、評伝などの分野の作品を発表している。また、「医学・医療と社会の関係」をテーマにした作品や教育に関する著作も多い。主要作品に、『昭和陸軍の研究(上下)』(朝日新聞社)『吉田茂という逆説』『秩父宮』『幻の終戦』(以上、中央公論新社)『東條英機と天皇の時代(上下)』『瀬島龍三(ある参謀の昭和史)』『後藤田正晴(異色官僚政治家の軌跡)』(文藝春秋)『昭和史がわかる55のポイント』(PHP研究所)などのほか、『安楽死と尊厳死』『(以上、講談社現代新書)『大学医学部』『大学医学部の危機』『医療崩壊』(以上、講談社)『医学・医療界の内幕』(朝日文庫)『実学と虚学』『昭和史七つの謎』(講談社文庫)『昭和史七つの謎part2』(講談社)『あの戦争は何だったのか』(新潮新書)、『愛する人を喪ったあなたへ』(朝日新聞出版)『昭和天皇』(中央公論新社)など多数。現在、『昭和史の大河を往く』シリ-ズ(毎日新聞社)は、全11巻を数えている。一連の昭和史研究で、2004年に菊池寛賞を受賞。