株価がやっとリーマンショック前の水準を回復しました。リーマンショックの原因となったサブプライムローン問題の影響がもっとも少なかった日本のマーケットの立ち直りがなぜここまで遅れたのでしょうか。その後に日本は東日本大震災に見舞われ、しかも原発事故の発生を受けてすべの原発を停止させるという政治決断を余儀なくさせられました。エネルギーコストの上昇は生産拠点の海外移転を加速させ、輸出構造を大きく変えました。金融緩和の継続にも関わらず、国内の投資は盛り上がりません。アベノミクスにも疑問の声が上がり始めています。本日は、若田部先生にこれからの金融経済政策のあるべき姿を語っていただきます。
事務局便り 2014.9.26号
2014.09.30