6月6日(金)第4074回 大阪学院大学名誉教授 丹羽 春喜 氏

現在、最終需要ベースで500兆円のデフレギャップが存在します。そのため、大胆な金融緩和政策ではスタグフレーションを生む危険もあります。ここはスケールの大きい財政出動を検討すべきでしょう。

講師略歴

昭和5年、兵庫県生まれ。 関西学院大学経済学部卒業。同大学、経済学研究科博士課程終了、経済学博士。1962~63年、米国ハーバード大学留学。関西学院大学、筑波大学、京都産業大学、大阪学院大学の各大学院教授を歴任。現在、大阪学院大学名誉教授。日本学術会議、第16期会員。日本経済再生政策提言フォーラム会長。1990年、著書「ソ連軍事支出の推計」(原書房、89年刊)により、防衛学会(現、国際安全保障学会)の防衛図書出版奨励賞を受賞。