2月7日(金) 第4059回  東京財団ディレクター・上席研究員 渡部 恒雄氏

渡辺恒雄

中国の防空識別圏設定や安倍首相の靖国訪問に対し、日米の温度差が目立っています。米国の対中戦略には複合的な要素(抑止と関与)や国内問題も。気鋭の研究者が今後の日本の戦略の方向性を考えます。

講師略歴

1963年福島県生まれ。1988年東北大学歯学部卒業後、歯科医師となる。社会科学への情熱を捨てきれず米国留学、ニューヨークのThe New School for Social Researchで政治学修士課程修了。1995年にCSIS(戦略国際問題研究所)入所。客員研究員、研究員、主任研究員を経て、2003年3月から上級研究員として、日本の政党政治と外交政策、アジアの安全保障、日米関係全般についての分析・研究に携わる。2005年に帰国し、三井物産戦略研究所主任研究員等を経て現職。現在、CSIS非常勤研究員、沖縄平和協力センター上席研究員を兼任。著書、論文に「米軍再編後の米国の戦略」(『米軍再編と日米安全保障協力』所収。福村出版、08)、『今のアメリカがわかる本』(三笠書房、07)。