【編集後記】 自民党のパーティーを利用した裏金問題が自民党に大きな逆風となっています。野党にとっては政権交代のチャンスです。が、党分裂はなんとしても避ける自民党と政策や思惑がバラバラの野党といういつもの構図が繰り返されています。イギリスが14年ぶりに政権交代し労働党政権になりましたが、労働党は影の内閣が与党の政策を常に点検、批判してきました。日本の野党もスキャンダルに頼るのでなく、影の内閣を公表し、常時、与党の政策を点検、批判して行く姿勢が必要かもしれません。
次号は柯隆氏「岐路の立つ中国の行方―問われる日本の対中戦略のあり方」、伊藤融氏「第三期モディ政権下のインドのゆくえと日本」、尾身茂氏「新型コロナ感染症 これまで、これから」を掲載予定です。
編集後記 2024年8月号
2024.09.05